続・歳の離れたおにいちゃん。

chiSya

2010年05月12日 11:05

低気圧のせいで頭が痛いちしゃです。







自分の左手のピンキーリング、
これはおにいちゃんがくれたのです。

たまたまうちに遊びに来てて、何を思ったかボクは
「今、指輪が欲しいんだよね。」っと言い
そしたら


「じゃ、これあげる。」



って、自分のしてるものを外して、ボクにくれたのです。






そうやって、平気で人に物をくれちゃう彼は
とかく浪費家、と言われる人種なのかもしれませんw
決して広くない彼の部屋は、物で溢れておりましたから。



自分が19歳の春、まだ寒い時期、
おにいちゃんは「熱が下がらない」と、入院をしました。


ひとまず症状の落ち着いた入院生活はさぞや暇だろうと
父とお見舞いに行く際に『流行通信』という雑誌を
差し入れて・・・・・



















そしてその雑誌はもう
彼の手から直接返ってくることはなかったのです。



数週間の入院の後、40代の若さでこの世を去ってしまいました。



今から18年前の今日の出来事です。









つづく。

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