丑三つ時の独り言。

基本的に女だけで結成されたバンドには
ほとんど興味を示さない青春時代だった。
結局は「あなた」が登場して、やれ好きだの嫌いだのと
恋愛を歌い上げるポップスバンドが大多数だったからだ。

そんな中でであったひとつのバンド、
彼女たちは全く別次元にいた。
最高に格好よく、最高にバカバカしかった。

SUPER JUNKY MONKEY

女性4人編成のバンド。

一聴して女性とは信じがたい演奏力を誇り
オルタナティブなサウンド・・・ハードコアなものであったりファンクであったり
時にはただのシャウトであったり・・・を自由自在に游ぎ回る、
そんな音に全身を委ね、感じるまま暴れまくり歌い上げるヴォーカリスト
それがあたしの大好きな睦ちゃんだったのだ。

高橋睦・・・

長い黒髪と整った顔立ち、育ちのよさそうなその外見とは真逆の
パワフルなステージング。
ちしゃは１度しかLIVEに行かれませんでしたが
１度でも行かれて良かった・・・とでも言うべきか・・・、

彼女は11年前の2月5日にこの世を去りました。

その時の衝撃は今でも忘れられません、
時間が止まったみたいに動けなくなったもの・・・。

女性のミュージシャンをここまで好きになったのは
後にも先にも彼女だけです。
睦ちゃんがちしゃに残した功績はハンパないものです。
生きててナンボだったのに・・・・・。




でも、
今の世の中が果たしてあの時の睦ちゃんにとって
居心地の良いものになったかというと
はっきり言って全くなっていないどころか遠ざかっているとすら思う。
睦ちゃんが求めていた
SONGS ARE OUR UNIVERSE
という世界・・・・・。

ちしゃはいつでも、いつまでもそこの住人でありたいと思う。

今でも、睦ちゃんが大好きなんだもの。





PARASITIC PEOPLE