2015年12月09日
続・天井裏の散歩者。
高校生になるにあたり、
両親に自分の部屋をあてがってもらったのは
今から20余年も前のお話しです。
元々あったそのスペースは、1階隅の「応接間」という名の
半物置状態になていた、うすら寒い部屋だった。
床を張り替えてもらい、何とか居住空間にカスタマイズ、
なにせ元「応接間」なので、
直に外に出れる、出入り口がオプションとして付与、
これが後ほど、友達の出入りおよび、夜遊びに
大活躍する。
それはさておき、自分の部屋で寝起きするようになり、
どんどん部屋らしくなっていくのだが
いつ頃からだろうか・・・・・
20歳過ぎていたかどうか定かではないが
天井裏で何かが歩く足音がするようになった。
初めてそれが聞こえた時はさすがにぞっとしたし
何が起こっているのか、理解ができなかった。
しかし当時、近所に野良猫がたくさんいたので、
何処からともなく野良が入り込み、
彼らが散歩をしているのかと呑み込むまでに
それほど時間はかからなかった。
おわかりいただけたであろうか。
ようするに、その時からおそらく「いた」のである、
ねずみさんも。。。
件の足音については、さっそく両親に報告をした、
「たぶん猫があたしの部屋の天井裏を歩いている」と。
しかしその返答は、
「2階を人が歩いている軋みなんじゃないか。」
「べランダや屋根の上を歩く猫の足音が
そう聞こえるんじゃないか。」
などという、
非常にあたしをがっかりさせるものだった。
だったら、一晩あたしの部屋で寝てみてくれ!
という訴えも何となくうやむやになり
幾度も「やっぱりする!」と伝えるにも拘らず
毎回父親の
「おかしいなぁ~。。。」
でお茶を濁され、
「外からそんな隙間は見当たらないし。」っと
一笑に付されていた。
やがてコンスタンスに耳につく足音や気配にも次第に慣れ、
わざわざ親に報告することもなくなり、
3年半の沖縄滞在と、3年の近所一人暮らし生活で
盆暮れくらいしか、その部屋では寝なくなってしまった。
それに加え、妹が嫁に出て空いていた2階の部屋を
自分のギャラリーとしてコレクション部屋にしていたが
そっちを自室にし、階下をコレクション部屋(現作業部屋)
にする、模様替えを行った。
従って、実家に寝泊まりする際も階下の部屋を
寝室としては使わなくなっていたのである。
そして時を経て、このねずみ騒動である。
そりゃあ、ちさとさんは黙っていませんでしたよ。
「だから言ったべや!
ずっと昔から『なにかいる!』って!
何度訴えても本気で取りあってくんなくて
人をノイローゼ扱いしてさぁ!!
それが今になってこの始末さ!
あんだけ言ったのに・・・・・。」
どれだけ、鬼の首をとったかわからないくらい
勝ち誇ってみたはいいものの
まぁ、何の解決にもならないのは百も承知だ。
今は、散布しているスプレーに彼らが免疫ついてしまう前に
入退場ゲートを探し出して塞ぐこと、
これに終始するのである。
こうして、20年越しの訴えは陽の目を見、
ノイローゼも撤回され、
親は事実であったことを余儀なく思い知らされるに
至るのであった。
あ~、すっきりしたwww
両親に自分の部屋をあてがってもらったのは
今から20余年も前のお話しです。
元々あったそのスペースは、1階隅の「応接間」という名の
半物置状態になていた、うすら寒い部屋だった。
床を張り替えてもらい、何とか居住空間にカスタマイズ、
なにせ元「応接間」なので、
直に外に出れる、出入り口がオプションとして付与、
これが後ほど、友達の出入りおよび、夜遊びに
大活躍する。
それはさておき、自分の部屋で寝起きするようになり、
どんどん部屋らしくなっていくのだが
いつ頃からだろうか・・・・・
20歳過ぎていたかどうか定かではないが
天井裏で何かが歩く足音がするようになった。
初めてそれが聞こえた時はさすがにぞっとしたし
何が起こっているのか、理解ができなかった。
しかし当時、近所に野良猫がたくさんいたので、
何処からともなく野良が入り込み、
彼らが散歩をしているのかと呑み込むまでに
それほど時間はかからなかった。
おわかりいただけたであろうか。
ようするに、その時からおそらく「いた」のである、
ねずみさんも。。。
件の足音については、さっそく両親に報告をした、
「たぶん猫があたしの部屋の天井裏を歩いている」と。
しかしその返答は、
「2階を人が歩いている軋みなんじゃないか。」
「べランダや屋根の上を歩く猫の足音が
そう聞こえるんじゃないか。」
などという、
非常にあたしをがっかりさせるものだった。
だったら、一晩あたしの部屋で寝てみてくれ!
という訴えも何となくうやむやになり
幾度も「やっぱりする!」と伝えるにも拘らず
毎回父親の
「おかしいなぁ~。。。」
でお茶を濁され、
「外からそんな隙間は見当たらないし。」っと
一笑に付されていた。
やがてコンスタンスに耳につく足音や気配にも次第に慣れ、
わざわざ親に報告することもなくなり、
3年半の沖縄滞在と、3年の近所一人暮らし生活で
盆暮れくらいしか、その部屋では寝なくなってしまった。
それに加え、妹が嫁に出て空いていた2階の部屋を
自分のギャラリーとしてコレクション部屋にしていたが
そっちを自室にし、階下をコレクション部屋(現作業部屋)
にする、模様替えを行った。
従って、実家に寝泊まりする際も階下の部屋を
寝室としては使わなくなっていたのである。
そして時を経て、このねずみ騒動である。
そりゃあ、ちさとさんは黙っていませんでしたよ。
「だから言ったべや!
ずっと昔から『なにかいる!』って!
何度訴えても本気で取りあってくんなくて
人をノイローゼ扱いしてさぁ!!
それが今になってこの始末さ!
あんだけ言ったのに・・・・・。」
どれだけ、鬼の首をとったかわからないくらい
勝ち誇ってみたはいいものの
まぁ、何の解決にもならないのは百も承知だ。
今は、散布しているスプレーに彼らが免疫ついてしまう前に
入退場ゲートを探し出して塞ぐこと、
これに終始するのである。
こうして、20年越しの訴えは陽の目を見、
ノイローゼも撤回され、
親は事実であったことを余儀なく思い知らされるに
至るのであった。
あ~、すっきりしたwww
Posted by chiSya at 13:54│Comments(0)
│other.....talk to oneself